かごしま遺跡フォーラムを開催します
「発掘調査が解き明かす鹿児島城と西南戦争の物語」と題して,以下の日時・内容でフォーラムを開催します。
事前申し込み・参加費は不要で,どなたでも参加できます。
日時 令和2年3月7日(土) 午後1時~午後4時20分
会場 鹿児島県歴史資料センター黎明館
講演「鹿児島城跡の保存と活用」(仮) 文化庁主任文化財調査官 山下信一郎氏
発表
① 鹿児島(鶴丸)城跡の発掘調査中間報告
② 滝ノ上火薬製造所跡の発掘調査成果
③ 高熊山激戦地跡・笠取戦跡の発掘調査速報
④ 「西南戦争を掘り,学ぶ事業」授業支援の実践例
参加費 無料
申込 不要
文化財防火デー(避難訓練)
毎年1月26日は,文化財防火デーです。昭和24年1月26日に法隆寺の金堂が炎上し,壁画が焼損したことから,この日が制定されました。国民の文化財愛護に関する意識の高揚を図るため,日本各地で文化財防火運動を展開しています。今年はこの日に近い1月24日(金)に,埋蔵文化財センター・(公財)埋蔵文化財調査センター・上野原縄文の森との合同で,火災による避難訓練を行いました。
今回は,上野原縄文の森展示館から火災が発生したと想定し,消防署への連絡,来客者や職員の避難誘導,初期消火活動などの訓練を行いました。どの訓練も,素早く適切に行うことができました。また,消防署の方から火災時に注意してほしいことの説明も受けました。
今後も防災意識を高めるとともに,文化財愛護意識の高揚や啓発に取り組んでまいります。
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第56回企画展講演会が開催されました!
【第56回企画展講演会】
わしは,縄文ムラの長老じゃ。1月25日(土)には,鹿児島国際大学の教授 太田 秀春氏を迎えて「島津義弘の武と城」と題して講演会を行ったんじゃ。先生の話で島津義弘の城作りについての話を聞くうちに義弘の人となりがみえてくるようじゃった。
講演会は,参加者からも大変好評で,講演会後のギャラリートークでも熱心に耳を傾けておったぞ。企画展は3月8日(日)まで開催中じゃ。
埋蔵文化財専門職員養成講座(上級講座)を開催しました
1月16日(木)と17日(金)に,埋蔵文化財専門職員養成講座(上級講座)を開催しました。
この講座は,主に市町村の埋蔵文化財担当等職員を対象とし,最新の法令・制度について研修を深めたり,業務に関する情報交換を行ったりしています。
今回は,「埋蔵文化財の保護と活用」というテーマで開催し,市町村から約30名の参加者がありました。
1日目は,文化庁文化財第二課埋蔵文化財部門の近江俊秀主任文化財調査官を講師として迎え,「埋蔵文化財保護行政の制度と運用」,「埋蔵文化財発掘調査等に係る補助制度」,「埋蔵文化財保護行政の現状と課題」と題した講義を行っていただきました。
2日日は,埋蔵文化財の活用事例として,県文化財課から「島津家墓所」,東串良町から「唐仁古墳群」,埋蔵文化財センターから「災害復興支援」,鹿児島市地域プロデューサーから「日本遺産認定と今後の活用」の報告がありました。
報告後の質疑応答は,参加者からたくさんの質問や感想,各市町村の取り組み等が出され,活発な議論が交わされました。
今回の研修が,参加者のみなさんにとって,大変有意義で今後の業務に役立つものになったと思います。来年度も参加をお待ちしています。
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編みカゴ作りに挑戦しよう!
2月29日(土)の一日縄文人体験 第6回「縄文ポシェットを作ろう」に向けて
講師の中村耕治先生と編みカゴ作りに挑戦したよ。
自然の素材を使って,とっても素敵な編みカゴが完成!
世界に一つだけの編みカゴ作り,小学生から大人まで楽しめる体験だよ。
挑戦してみたい方のお申込をお待ちしてます♪
【期 日】 令和2年2月29日(土) 10:00~12:00
【講 師】 中村 耕治 氏(元埋蔵文化財センター次長)
【定 員】 小学生以上30人程度(中学生以下は保護者同伴)(要事前申込み)
【場 所】 体験学習館
【参加料】 500円
○お問い合わせ・申込み お申込フォームはこちら
上野原縄文の森 事業課
電話 0995-48-5701
FAX 0995-48-5704
メール uenohara@jomon-no-mori.jp
お正月を楽しもう 第2回「凧を作ろう」終了しました!
令和2年1月4日(土)のお正月を楽しもう 第2回「凧を作ろう」が終了したよ!
たくさんの方にご参加いただき,ありがとうございます。
当日は最高の青空で,みんなの白い凧が揚がっていくのがとてもキレイだったんだ!
縄文の森オリジナルの「凧糸巻き」もよろこんでもらえたかな?
縄文の森の広場では,いつでも凧揚げを楽しむことができるよ。
ぜひ遊びにきてね♪
開・休園日のご案内(1月13・14日)
1月13日(月・祝)は祝日のため上野原縄文の森展示館は開園しております。
皆様のご来園を心よりお待ちしております。
なお、翌日14日(火)は振替のため休園いたします。
新商品のお知らせ
12月25日(水)よりミュージアムショップに「ポストカード」が追加されたよ!
森のベストショットや一押しの出土品の写真を使った森限定のポストカードだよ。
森に来た記念にぜひ手に取ってみてね。1枚100円で販売しているよ。
【調査報告】南九州最大の竪穴住居跡を発見
令和元年度の調査報告を更新しました。
【令和元年12月26日発表】
公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センターが平成29年度の発掘調査で発見した春日堀遺跡(志布志市有明町蓬原)の古墳時代の大型竪穴住居跡について
【内容】
(1) 遺跡は菱田川右岸の標高約29mの河岸段丘上に位置する弥生時代終末期~古墳時代前期(西暦250年頃)の集落遺跡である。
(2) 大型竪穴住居跡は,古墳時代の物で,直径10.4m,面積約76.2㎡の円形であり,一般的な竪穴住居跡の約4倍の大きさである。
(3) 大型竪穴住居では,住居廃絶時に建築材の焼却と祭祀に使用された遺物の廃棄が行われている。
【評価】
(1) 古墳時代としては南九州最大の竪穴住居跡が発見された。大型竪 穴住居跡は,通常の竪穴住居跡に比べ規模が大きく,多量の土器や 鉄器が出土している。集落内に階層差が存在した可能性があり,当 時の社会を知る上で重要である。
(2) 大型竪穴住居跡では,住居廃絶に関わる祭祀が行われたと考えられる。遺跡内において,同様の建物跡は7軒存在し,住居の廃絶行為を知る上で重要である。
(3) 住居廃絶の方法や土器の特徴は,宮崎平野及び都城盆地と強い関連性があり,古墳時代開始期に両地域と密接な交流が行われている。
【春日堀遺跡の概要】
(1) 調査起因:東九州自動車道建設
(2) 調査期間:平成26~30年度
(3) 調査面積:20,600㎡
(4) 指 導 者:鹿児島大学 中村直子教授
(5) その他:発掘調査報告書は令和2年3月に刊行予定
お正月を楽しもう 第1回 「門松を作ろう」終了しました!
お正月を楽しもう 第1回 「門松を作ろう」が終了したよ!
雨の降るなか,たくさんのお友達が参加してくれたんだ。ありがとうございました!
門松にはこんな意味があるよ。
マツ・・・一年中葉を落とさないことから「長寿の象徴」とされています。
タケ・・・力強さや成長の早さから「生命力」や「繁栄」を意味しています。
ウメ・・・一年がはじまると最初に咲く花であり,紅白で「縁起の良い」花とされています。
ユズリハ・・・若葉が十分育ってから古い葉が交代で落ちることより「子孫繁栄」の意味があります。
ワラ縄・・・円を描いていることから「家庭円満」を意味しています。
みんな素敵な門松が完成していたね。
これで令和初のお正月準備はバッチリだ♪