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「ハシゴ」(中津野遺跡:南さつま市金峰町)

弥生時代に使われていた木のハシゴです。この場所は水がたくさん湧き出る場所だったため,木はくさらずに残っていました。ハシゴは直径が15cm程度の小型で持ち運びできるサイズです。木に切り込みを入れてステップを作り,今の脚立みたいに使われていたのでしょうか。

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(217)「中津野遺跡 低地部・低湿地部編」第1分冊

 

中世の指輪(芝原遺跡:南さつま市金峰町)

日本では,弥生時代から古墳時代には指輪が使われていますが,平安時代から江戸時代にかけては,指輪をつけるという文化がなかったといわれ,指輪が遺跡でみつかることは,ほとんどないようです。

しかしながら,芝原遺跡からは,中世のものと考えられる外国産の指輪が発見されています。ほかには博多遺跡群(福岡市)での発見例がありますが,類例は極めて少ないです。

器台(南摺ヶ浜(みなみすりがはま)遺跡:指宿市十二町)

2か所に台をもつ,古墳時代の変わった器台です。表面は,なでた後にみがき調整が丁寧にされており,非常に鮮やかな赤色に塗られています。割れた状態でまとまって出土しましたが,破片が特徴的で,どのような形になるか想像がつきませんでした。しかし,接合を行ったらこのように独特の形になりました。これは,お墓にお供えされた土器で,葬送儀礼などにともない,その場で故意に壊したと考えられます。

 

「平織圧痕土器」(フミカキ遺跡:鹿児島市福山町)

縄文時代から弥生時代に移り変わる頃(紀元前8~6世紀)のもので,土器に布の圧痕が見られます。それ以前は編布(アンギン)が主流でした。この土器のものは,織ったのか編んだのか,謎のままです。

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(74) 「フミカキ遺跡」 (PDF)

 

奄美の煉瓦(れんが)造りの工場(久茲(くじ)白糖工場跡:瀬戸内町久茲)

幕末に薩摩藩が奄美大島に築いた,白糖工場を構成する煉瓦造りの施設です。

のちに銀座煉瓦街などを設計したイギリスの建築技師トーマス・ウォートルスが,日本国内で最初に手がけた建造物のひとつです。

非常に限られた部分しか残っていないですが,現存する国内最古の煉瓦造建築遺構として貴重な遺跡です。

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(194) 「敷根火薬製造所跡 根占原台場跡 久慈白糖工場跡」(PDF) 

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