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投稿者: 管理人

縄文の森不思議探検 第1回 「縄文の森から星座を観察しよう」が開催されました!

縄文の森不思議探検 第1回 「縄文の森から星座を観察しよう」が9月23日(金祝)に開催されたよ。
ご参加いただき,ありがとうございました!

講師には鹿児島県立博物館で天文分野を担当されている片野田 裕亮(かたのだ ゆうすけ)先生をお招きして,お話しいただきました。

講話の中で,ここ上野原縄文の森から眺めることができる夜空の画像を「現在」「縄文人が暮らした10,600年前」「10万年後の未来」と3つの時代を比較して見せてもらったよ。
星座の形が少し変わる程度で,過去も未来も変化は少ないことがわかったんだ。
縄文の森で見上げた星空を,ここに暮らした縄文人たちも見上げていたと思うと,なんだかロマンチックだね。

講話のあとは,星座早見盤と双眼鏡を手に星空の観察へ。
去年,一昨年の講座では雨が降っていたり,雲がかかっていたりして,星空を見ることができなかったけれど,今回はとーってもキレイに星空を見ることができたよ!

望遠鏡では木星も見ることができたんだ。みんな木星のシマシマ模様に感動していたね。

今回学んだことを活かして,ぜひお家から見える夜空も観察してみてね★

埋蔵文化財技術講座

埋蔵文化財センターでは,市町村の埋蔵文化財担当職員を対象とした「埋蔵文化財技術研修講座」を開催しています。今回,以下の2講座を開催しました。

・ 基礎講座 7月21・22日

埋蔵文化財に係る基礎的な実務を学ぶ講座です。埋蔵文化財保護行政に関する法律や,整理業務の実際を学びました。また,鹿屋市の名主原遺跡で発掘の研修を行いました。

整理作業を見学

発掘現場での研修

 

・ 技術講座(調査技術) 8月18・19日

発掘調査や報告書作成についての具体的な知識・技術を学び,必要な技能を習得することを目的とした講座です。今回は,屋外での遺構の測量や図面作成から,報告書作成のためのトレース・版組などを行いました。

遺構実測の研修

作成した図面のトレース方法について学ぶ

 

 

 

 

夏季の教職員向け研修講座

埋蔵文化財センターでは,夏休み期間中に学校の教職員向けに,上野原縄文の森・県総合教育センターと共催で研修講座を毎年開催しています。

今年度も,下記の研修講座を開催し,多くの教職員の参加がありました。

パワーアップ研修講座(10年経験者研修) 7月28・29日,8月4・5日
フレッシュ研修講座(初任者研修) 8月9・10日
先生のための考古学講座 8月9・10日
地域体験研修 8月22~24日

それぞれの講座では,埋蔵文化財センターの業務と役割,遺跡の発掘調査課から分かった鹿児島の歴史と文化について学びました。また,実際の整理作業を体験したり,地域の文化財を活かした授業づくりを行ったりしました。

縄文の森での研修では,上野原遺跡のフィールドワークや勾玉アクセサリー作りに取り組みました。

参加された先生方からは,「地域の文化財に対して更に興味を持つことができ,学校の教育課程に取り入れていくことの大切さを感じることができた」などの感想をいただきました。

来年度も多くの参加をお待ちしております。

土器の接合体験

拓本作りに挑戦

地域の文化財を活用した教育課程の作成

縄文の森フィールドワーク

火起こし体験

勾玉アクセサリー作り

令和4年度河口コレクション展示~成川遺跡(指宿市)~

8月27日に,上野原縄文の森で展示している「河口コレクション」コーナーの入れ替えを行いました。

今回は,「成川遺跡(指宿市)」を紹介します。

成川遺跡は指宿市山川町で発見された遺跡です。標高38~73mの丘陵(きゅうりょう)が東へ張り出した尾根の先端部分の南斜面に立地しています。また,南九州の古墳時代の土器様式である「成川式土器」の標識遺跡(特定の地域や時代・時期に流行した土器の特徴を示す契機となった遺跡)ともなっています。

発掘調査の結果,成川遺跡は弥生時代中頃の祭祀を行った場所であることや,弥生時代後期から古墳時代にかけての巨大な墓地であることがわかりました。

河口氏は,遺跡が発見された1957(昭和32)年と翌1958(昭和33)年の文化財保護委員会(現文化庁)による発掘調査に参加されていました。

その貴重な調査成果を,上野原縄文の森にてご覧ください。

展示期間
令和4年8月27日(土)~令和5年1月13日(金)

 

霧島市文化財少年団

霧島市文化財少年団は,霧島市が行っている事業です。霧島市内在住の小学生を対象に「見る・聞く・触れる体験活動」をとおし,ふるさとの歴史や衣住食の文化に対する理解を深めることを目的に結成されています。

今回その活動の一環として,8月4日に埋蔵文化財センターと上野原縄文の森を見学しました。

エントランスで埋蔵文化財センターの役割と発掘調査についての説明を聞いた後,センター内で行っている整理作業の様子を見学しました。

子どもたちは,学校の教科書でならった土器や石器の本物を見たり,昔の人々の暮らし方を聞いたりして,驚いていました。

これからもこのような活動を通して,地域の歴史や文化を大切にする気持ちを育んでくれることを期待しています。

エントランスで埋蔵文化財センターの業務を紹介

整理作業の様子を見学

遺物が収められた収蔵内を見学

つくってドキどき体験 第2回 第3回 が開催されました!

7・8月の夏休み期間中に,つくってドキどき体験 第2回「縄文土器を作ろう」(7月24日),第3回「森のひょうほん箱を作ろう ~ふれる、つくる、知る木育活動~」(8/11)が開催されたよ。ご参加いただきありがとうございました!

つくってドキどき体験 第2回「縄文土器を作ろう」では,縄文時代や土器についてのお話をきいたり,実物の土器にさわったり,とても貴重な体験ができたよ。
体験活動では,1㎏の粘土を使って縄文土器作りに挑戦!
土器の形が完成したら,今度は施文具という土器に文様をつける道具を使って,いろいろな文様をつけていったよ。
みんな素敵な縄文土器が完成していたね!

▼土器作りの前に「縄文時代」や「縄文土器」について学んだよ。

▼実物の縄文土器に触れて文様を確かめたよ。この文様はどんな道具を使ったのかな?

▼土器作りに挑戦!

▼施文具を使って文様をつけたよ。

つくってドキどき体験 第3回「森のひょうほん箱を作ろう ~ふれる、つくる、知る木育活動~」では,縄文の森園内で見つけたものを箱に展示して「森のひょうほん箱」を作ったよ。
縄文の森園内には192種類約3万本もの樹木が植えられていて,様々な発見があったよ!
植物,虫,キノコ,動物の落とし物など「ステキだな」「気になるな」と思ったものを収集,集めたものを自分のルールで分類,好きなように展示して,オリジナルの「ひょうほん箱」が完成したよ。

▼小学1・2年生が対象の講座だよ。どんな「ひょうほん箱」ができるかな?

▼縄文の森園内には192種類約3万本もの樹木が植えられていているよ。

▼箱をデコレーションして,集めたものを箱に展示したよ。

▼完成した「ひょうほん箱」をみんなに発表!

最後に上野原縄文の森ご利用時のお願いだよ。
上野原縄文の森では,園内での植物採取を禁止しています。ただし,どんぐりなどの木の実で,地上に落ちたものは禁止していません。
ルールを守って楽しく散策してね♪