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投稿者: 管理人

名主原遺跡現地説明会を行いました

12月17日(土),名主原遺跡(鹿屋市吾平町下名)の現地説明会を行いました。

当日は朝から雨が降る肌寒い中でしたが,県内各地や県外から合わせて80人の見学者が来跡されました。

現地説明会では,まず地層の説明をして,名主原遺跡の主な時代について紹介しました。

次に,遺跡で多く見つかっている,花弁形住居跡や竪穴建物跡について紹介しました。見学者の方々からは「花弁形住居というのを初めて見ました。鹿児島では多く見つかるのですか」,「ひとつの建物に,何人ぐらいの人が住んでいたのですか」といった質問などがあり,興味深く見学されていました。

受付の横では,遺跡で出土した,埋設土器・ガラス小玉・砥石・石包丁などを展示して紹介しました。本物の土器や石器を間近で見られ,説明を聞きながら,当時の人々の暮らしを想像されているようでした。

当日の配布資料は,以下のリンクからダウンロードできます。

名主原遺跡現地説明会配布資料(PDF)

開会式の様子。開始時間前からたくさんの方にお集まりいただきました。

地層の説明

見つかった花弁形住居跡

花弁形住居跡の説明

竪穴建物跡の説明

遺物の展示説明

 

 

第65回企画展にフォトスポットが登場!

現在好評開催中の第65回企画展「新発見!かごしまの遺跡2022」にフォトスポットが登場したよ
12月16日に国史跡指定の答申をうけた鹿児島城跡と御楼門の特製はっぴでかっこいい写真を撮ろう!
(※ご入館の際には,手指の消毒とマスクの着用へのご協力をお願いいたします)

「鹿児島城跡」国史跡指定答申記念企画展

埋蔵文化財センターでは,「鹿児島城跡」の国史跡指定(国史跡「城山」の追加指定及び名称変更)答申を記念し,鹿児島城跡の発掘調査で見つかった瓦や家紋入りの陶磁器を,ロビー展示しています。
同時に,「鹿児島城跡」の発掘調査報告書も手に取って読むことができます。

上野原縄文の森の企画展と合わせて,ぜひご覧ください。

期間:令和4年12月19日(月)~令和5年3月24日(金)
  (土日祝日,12月29日~1月3日を除く)
時間:9時~17時
料金:無料


鹿児島城跡の発掘調査報告書(PDF)は,以下のリンクからダウンロードできます。

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(205)「鹿児島(鶴丸)城跡」

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(211)「鹿児島城跡(犬追物馬場・火除地)」

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(214)「鹿児島(鶴丸)城跡 -北御門跡周辺・御角櫓跡周辺・能舞台跡-」

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(215)「鹿児島(鶴丸)城跡 -総括報告書-」


その他の県内の展示機関

上野原縄文の森
鹿児島県庁1階ロビー
県歴史・美術センター黎明館1階ロビーおよび常設展示1階望岳堂
県立図書館1階閲覧室
鹿児島市立ふるさと考古歴史館
鹿児島市役所市民ギャラリー西別館1階

展示期間や料金等については,以下のリンクからご確認ください。

鹿児島県/【「鹿児島城跡」国史跡指定答申記念】企画展

ロビー展示の様子
薩摩焼などの陶磁器類

発掘調査で見つかった鹿児島城の瓦

発掘調査の様子

虎居城跡の発掘調査

虎居城跡は,さつま町にある中世山城跡の遺跡です。平成 20 ~ 21 年度に川内川激甚災害対策特別緊急事業の分水路建設に伴い約 60,000 ㎡が調査され,土師器や青磁・白磁など多くの遺物と共に,土塁や空堀,虎口といった山城跡ならではの遺構が見つかりました。

平成26・28年度には,北薩広域公園整備のため,確認調査が行われました。溝状遺構,炉跡,柱穴等の遺構とともに,土師器や陶磁器,金属製品等が出土しました。

今回も北薩広域公園の整備事業に伴い,令和4年11月から令和5年1月まで発掘調査を行っています。

これまでの調査で,中世の青磁や白磁,近世の染付や薩摩焼が見つかっており,山城跡の様子が明らかになってきました。1月までの調査期間で,さらなる発見が期待できます。

平成20年調査時の虎居城跡

写真左側が完成した分水路

山城跡のため,調査地点に向かうときは山登りのようです

現在の発掘調査の様子

 

 

「鹿児島城跡」国史跡指定答申記念!

関連する企画展が県内8カ所で開催されるよ。
縄文の森では開催中の企画展の中で鹿児島城跡発掘の時に出てきた実際の遺物やそこから見える暮らしについて展示しているよ。
隣の埋蔵文化財センターでも家紋入り陶磁器等の遺物を展示しているんだ。
両方見学するときはそれぞれ休園(所)日が異なるので注意してね。
詳しい施設の展示内容や営業時間などは県HPから確認してね。

名主原遺跡現地説明会へ行きました!

家から10分の場所で埋まっている土器や出土品を見て大昔の人の暮らしを身近に感じました。
開催中の企画展「新発見!かごしまの遺跡2022」でも南日本新聞の1面を飾った「立塚遺跡(鹿屋市)」をはじめ志布志市・大崎町などの大隅の遺跡やその他地域合わせて県内15遺跡の実際の遺物を展示しています。
みなさんのご近所に眠っていた遺物たちを見に来ませんか。


【新発見!かごしまの遺跡2022!開幕!】

本日、12月17日より「第65回企画展 新発見!かごしまの遺跡2022~発掘調査速報展~」が始まりました!
今回の企画展は,県内で発掘調査や報告書の刊行を行った遺跡の中から,弥生時代の国内最大級の管玉や,弥生時代としては国内初の環状に並んだ土坑墓群が発見された立塚遺跡、近代における薩摩磁器一大産地の様相がわかってきた平佐焼窯跡群など話題となった遺跡を中心に紹介し,最新の発掘調査成果を展示しています。

また,今回,国指定史跡に答申された「史跡鹿児島城跡」から出土した鬼瓦等の出土品も多数展示しています。

さらに,埋蔵文化財センターの「廃寺は語る!よみがえる仏教文化」事業や出前授業「ワクワク考古楽」についても紹介します。

※令和5年1月14日(土)・2月4日(土)には発掘調査担当者の講演会も予定しています。
お申し込みはこちら

【企画展!開催間近!】

今週土曜日、12月17日から第65回企画展「新発見!かごしまの遺跡2022~発掘調査速報展~」が始まるよ!
今日はとても重たい遺物を搬入しました!(年のせいか、やっとかっとでした…)
鹿児島(鶴丸)城からの出土品など、県内で発掘された遺跡・遺物の最新でホットな調査結果を紹介します!
ぜひ見にきてね!